伝統の匠の技と最新のコンピュータ技術が融合したプレカット加工

 プレカット加工とは、木造住宅の柱や梁の継ぎ手、仕口を従来は手工具で加工していたものを機械で行なう技術です。

設計図の情報をコンピューターで読み取り、それを全自動加工機によってミリ単位で切削します。
工作機械には、精緻な匠の技がプログラミングされているので、品質の安定した、精度の高い柱や梁を生産することを可能にしています。

水分を含んだままの木材を加工すると、後で狂いが生じたりするため、木材は厳しい選別の後、十分に乾燥されます。
加工された木材は、腐朽菌やシロアリから守るため、真空加圧式の防腐・防蟻処理が行われます。
最後に、一本ずつ丁寧に検査され、合格した製品だけが出荷されます。

建築現場での加工が不要になり、ノミやノコギリを使わずにすむため、作業が効率良く進みます。
工期の短縮は、建築コストの50%以上を占める、人件費の削減につながります。
また、廃材の排出を抑えることに繋がりますので、廃材の処分や清掃などの負担もなくなり、環境負荷も軽減されます。

このように、プレカット加工は、伝統の匠の技と最新のコンピュータ技術が融合した、高品質で低価格、そして環境にも配慮された建築工法です。

 

主婦の強い味方!フィトンチッドの防ダニ・防虫・抗菌効果

家に生息するダニは,気管支ぜん息,アトピー性皮膚炎など大きな原因のひとつですが,木のにおい(フィトンチッド)には,このダニの繁殖を抑制する効果,殺ダニ効果があります。 

他にも,防虫,防菌,防カビ効果などが認められています。

■防ダニ効果

ヒノキ,スギなどの国産材のにおいには,ダニの繁殖が抑えられることが確かめられています。
ダニの繁殖を抑える働きに加え、スギには殺ダニ作用もあり、ジフテリア菌にも強いと言われています。

次のグラフは,精油成分による殺ダニ効果の実験結果を表したものです。

 

ヤクスギの土埋木(伐採されたヤクスギの地中に残された根の部分のこと)では,3日後には90%以上が死滅しています。
特に強力なのが,クマリンです。このにおいのもとでは,ダニは1日で全滅します。
クマリンはサクラの葉から抽出される成分で,桜餅の葉から発する独特の甘い香りです。

■防虫効果

部屋や浴室のカビ、家ダニなどへの防虫にも効果的です。

木の精油は防虫剤として,古くから使用されてきています。
スギの葉を蒸した蚊とり線香,クスノキから得られる樟脳などが一般によく知られています。

■防菌・防カビ効果

木のにおいの中には,クロカビやアオカビ類,木材腐朽菌などの細菌に抵抗力をもっているものがあり、食品への防腐効果があります。

抗菌作用は、人体を蝕む病原菌にも有効です。
人体に安全な天然物質です、合成薬品や抗生物質ほど強力ではありませんが,穏やかに作用するため,副作用が少ないことがメリットです。

このように、木のにおい(フィトンチッド)は他の生物に対して攻撃的に作用しますが、人体に対しては有益で、わたしたちの生活に広く有用であることが経験的によく知られています。
木のにおい(フィトンチッド)をわたしたちの身近な暮らしのなかに取り入れることによって、さまざまな効用が得られるのです。
 

*参考資料:森林・林業館

木造住宅は消臭剤要らず?

今回は消臭・脱臭効果についてお話します。 

森林へ行くと、悪臭の原因となる動物の死骸や枯れた木などがあるにもかかわらず、爽やかな空気が広がっています。
森林の持つ空気を浄化したり、悪臭を消す働きによるものです。

こうした消臭作用は身近な生活臭にも同様の効果を発揮します。 

うれしいことに、このフィトンチッドの持つ消臭効果は、住宅資材に姿を変えた後も半永久的に持続します。

もちろん人体に安全な天然物質ですから、副作用の心配がなく穏やかに作用します。

 

木材の断熱性と居住環境

 日本の夏は熱帯なみに暑く,冬は寒気が厳しい気候です。
このような気候環境のもと,日本人が快適に過ごすためには夏涼しく冬は暖かい居住環境が望まれます。

鉄筋コンクリート造と木造住宅の室温の変化

 

上のグラフを見ると,鉄筋コンクリート造,木造ともに外気温を緩和していることがわかります。

しかし,鉄筋コンクリート造は年間を通して,外気温より高く,冬は暖かいのですが,夏は暑過ぎです。
一方,木造住宅は外気温と比較すると,夏涼しく冬暖かいことがわかります。

ただし,木造住宅がいくら冬に暖かいといっても外気温と比較であり,グラフを見ると暖房機器が必要な温度です。
暖房機器等を使った場合,鉄筋コンクリート造では,熱伝導率(失熱)の大きいコンクリート壁などに熱が奪われ,部屋が暖まるまでに時間がかかり効率がよくありませんが,木造の場合は素早く暖めることができます。

出典:森林・林業館

木材は熱を伝えにくい

 木材が好まれる理由のひとつに、触るとあたたかいという手触りのよさがあげられます。

鉄やコンクリートに触れたときには「ひやっ」と感じ、木材はそれに比べて温かく感じます。

「ひやっ」と感じるのは鉄やコンクリートが体温をすぐに奪うからです。
一方、木があたたかいと感じるのは、触れときに熱を奪わないからで、木材の熱を伝えにくい性質(=熱伝送率が小さい)によるものです。

熱は温度の高い方から低いほうへ移動しますが、その移動の速さは失熱(熱伝導率)で表されます。

 

上の図はいろいろな素材の失熱比較をしたものです。
言い換えると手で触ったときにどれだけ速く熱が手から奪われていくか、つまり触ったときの冷たさ、あたたかさを比較したものです。

木材の失熱は他の素材と比較してもかなり小さく、断熱材に匹敵するほどです。

このように木材の断熱性に優れているのは、木材が無数の細胞からできており、一つ一つの細胞が空気※で満たされているからです。
※空気は身近な存在するものの中では、とても熱を伝えにくい性質があります。

出典:森林・林業学習館

森林浴効果の源『フィトンチッド』のリフレッシュ効果

身も心もリフレッシュできる森林浴。
森の中は、どこか清清しく爽快感を体験した人も多いと思います。

ダ・アールの建築現場に足を運ぶと、森の中と同じように木の香りに包まれます。
目を瞑って佇んでみると、まるで森林浴をしているような気分になります。 

この樹木のほのかな香りの正体は、樹木が自分で作りだして発散する揮発性物質『フィトンチッド』。 
揮発性の成分ですが、水とは異なり、長く木材中に保たれます。

フィトンチッドを浴びる効用の一つが爽快感とリラックス効果です。

ダ・アールでも使用している国産スギ材の香りや木目には、 
☆自律神経の安定 ☆肝機能障害を改善 ☆安眠効果 ☆疲労回復効果 
など様々な効用があることが知られています。

 

沖縄生まれだから、伝統をしっかり継承します。

沖縄生まれのダ・アールだから、沖縄の伝統的建築様式を現代風にして継承しました。

その一つがヒンプンです。
ヒンプンとはもともと中国語の屏風(ひんぷん)に由来すると言われる、家の門の内側にある目隠しのことです。

玄関先と外との目隠しを目的とした緩衝帯を設けることで、公私の柔らかな境界線を創り出します。
また、沖縄の魔物は角を曲がるのが苦手なため、直進して入ってこないように魔除けの意味もあると言われています。

もう一つがシンボルツリー

ダ・アールは内に開かれたコートハウスですが、外界との関係性も重視しています。
街並みに調和したシンボルツリーを植えることで、街並みそのものの価値向上に貢献します。

 

オシャレなシーリングファンの隠れた実用性

シーリングファンとは、天井に取り付けられた室内の空気を循環させるためのファンのことです。

まず何といってもオシャレ!ですよね。
ハワイやバリ島などの南国リゾートホテルでよく見かけます。

オシャレなデザイン性から、装飾的な意味合いが強いように思われるシーリングファンですが、実は他にも優れた実用性を持っています。

通常の一般住宅では、天井と床の温度差は約9℃もあると言われています。

冬場、エアコンから吹き出した温風が直接当たる場所では暑く、離れた場所では寒い、また上半身は温かいが足元が寒いという不快な温度差が生じます。(夏場はその逆になります)。

このムラのある温度差が、人体に不快感だけではなく、体が正しく温度を感じなくなる、いわゆる『温度不感覚症候群』や『冷房病』『能動汗腺衰退症』といった現代病の大きな原因となり、健康に 様々な悪影響を及ぼします。

シーリングファンは、空気力学に基づいて研究された理想的な設計により、部屋中の空気全体を攪拌(かくはん)循環させる事で室内温度を均一にし、【快適】なだけでなく 【健康的】な居住空間を生み出してくれます。

さらに、エアコンの設定温度が約2~4度冬場は低く、夏場は高く、できる事による【省エネ】効果もあります。
冷暖房の設定温度が1度違うと、約10%の節電になると言われていますので、かなりの省エネ効果が期待できます。

ダ・アールの見学会に来た際は、リビングから上を見上げてシーリングファンの確認をお忘れなく!

 

木の癒し効果の実験データ

 森林浴の癒し効果はよく知られていますが,その癒しの正体は木の香り『フィトンチッド』。

次のグラフは実際に木の香りのおもな成分であるフィトンチッドを使った実験結果です。

 

 

木の香り(フィトンチッド)によって血圧が下がり,脈拍も落ち着き,身体的ストレスや精神的ストレスを感じた時に分泌されるコルチゾールの濃度も下がります。
ストレスの多い現代人には木のある空間でリラックスすることも良いのではないでしょうか。

出典:森林・林業館