スッキリ、スマートに、シンプルな家づくり Nakijin village I 邸 | 今帰仁村

Q. 木造の家を建てようと思ったきっかけをお聞かせください。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

【今回ご訪問したIさん、穏やかな語りの中に信念が伝わる】

私は、以前から宿泊施設を経営したいという“夢”がありました。
現在も本業をしっかり務めていますが、それ以外でのビジネスに挑戦したいと考えた時に宿泊施設を運営することで今とは違う世界や人とコミュニケーションが好きでしたので、色々な出会いがあるんじゃないかと思い40代になった今、挑戦できる環境になりましたので、宿泊施設も兼ねた家を建てる決意をしました。
当初は北谷町で場所を探していましたが、ご存知の通り、人気エリアなため土地代も高く、競争相手も多いことから、なかなか見つからず、それなら、自然の残る本島北部にしようとシフトしました。
数年前に今帰仁村古宇利島で良い場所が見つかり、資金面、設計会社も決まり、いよいよスタート!と思っていた矢先にその設計会社が倒産してしまって、振り出しに戻った苦い経験があります。(笑)

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

 

そのような経験もあり、改めて北部エリアに家を建てる条件を約3年から3年半の間、場所を探しながら見直しました。
探している最中、名護市と今帰仁村にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部跡地に“北部テーマパーク事業”が計画されることがわかり、将来性も見据えて、今帰仁村で土地探しをして、この場所が売りに出されているのを知り、熟考した結果、この場所に決めました!
今帰仁村ではありますが、県道沿いで、名護市の市街地までのアクセスが10分圏内と、とてもいい場所に巡り会ったなと思っています。

おかげさまで2020年7月に無事、家を建てることができました。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

Q. どのような「家づくり」を目指しましたか。

建物や塀で囲まれた中庭(コート、パティオなど)をもつ住宅のことを「コートハウス」と言いますが、はじめてハンエイのモデルハウスで見た時に、この造りに魅了されて、好きになりました。自分が家を建てるなら、コートハウスが良いなと。
大人も子どもも安心して過ごすことができ、生活面の導線も私の理想のカタチです。
共有スペースとなるトイレとバスルーム・シャワールームはそれぞれ2つ確保して日常での渋滞をなくし、家族が多いと収納を増やすことが一般的だと思いますが、収納で家が角ばらないよう、スッキリ、スマートでシンプルな造りにすることを目指しました。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

 

その中でも御社(ハンエイ)には、こちらの要望も聞いていただき、その上で色々提案いただきました。
例えば、リビングと和室を仕切るスライドドア(引き戸)がありますが、勢いよく開閉した時にスピードが出るので、ソフトに閉めてくれるソフトクローズドアを付けてもらいました。閉まる直前に減速するので、建具の傷防止、お子様の指挟みを防止する効果がありますね。
痒い所に手が届くと言ったところでしょうか。より良く過ごすための細かな気配りを大切にしています。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

【各場所を案内するIさん】

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

【細部にまでこだわりが伺える小物、ピクトサイン、オブジェ 等】

Q. お家の中で好きな場所、好きな空間を教えてください。

そうですね。まず、和室です。
一般的には、安全のために部屋と部屋の段差をなくしたり、また段差を利用して収納スペースを設けると思います(その場合、高い段差ができます)が、私は、リビングと隣接した和室の段差を腰掛けて“長椅子”代わりに利用できるよう“高さ”にこだわりました。
私なりに調べたところ、人間が座ってくつろげる高さが30cmだと知り、その高さにしました。

そうすると別で椅子を用意したりせずに、リビングの延長として家族、または友人など集った仲間が程よい距離感で過ごす事ができるんです。
団欒が終われば、そのまま和室で就寝もできプライベート空間になるので、和室は造ってよかったと思います。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

【リビングに隣接する和室】

 

その次に挙げるとしたら、対面チッキンからリビングまでの空間ですかね。
シンプルな空間を保ちつつ、人が集う場所にこだわりましたので、家具、小物に至るまで一つ一つもこだわり揃えました。食卓テーブルも人数に応じでサイズが変わる可動式になっています。

また、各部屋の壁や素材、色もそれぞれにこだわりました。
天井や壁の色はブラウンですが、それはデザイン・美容関連の仕事に携わっている妻が決めました。御社からは当初「ブラック」を提案いただきましたが、さまざまな色の組み合わせを考えた時にブラウンにする事でその後、家具をブラウンで揃えることで統一感ができました。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

あとは、好きな場所ではないですが、空間?ということになりますかね。
この家を造ってわかった事が“遮音性”の高さです。この地域は、もともと静かな場所ではありますが、宿泊施設をご利用いただく方へより楽しめるようカラオケを設置しています。近隣の方へご迷惑かけないかなと心配しましたが、カラオケを利用しても音が外に漏れにくい構造だったとわかり、周りを気にする事なく、カラオケができます。意外な発見でした。
この遮音性は、“標準装備”だったので、びっくりしたと同時に、御社の細部までこだわった性能に感謝です。

Q. 有限会社ハンエイを選ばれた理由をお聞かせください。

家を建てる前に情報収集として、色々な企業の完成見学会を見て回りました。数十件は見学したと思います。
鉄筋コンクリートよりも自分には木造造りがあっていると思いました。メンテナンスで部分的に変更(リフォーム、リノベーション)などを考えたときに木造住宅かなと。

その中で、御社の見学会に伺い島袋会長とお話する事ができました。
まず、会長の熱意に感銘受けました。一般的な企業は自社の良いところをP Rして販売につなげますよね。当然な事だと思います。
でも、島袋会長は、自社商品の話というより、相談内容を聞いてもらい、家づくりのアドバイスをもらったんですね。その時に、他社とは違う良い印象から御社に興味が沸きました。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

それで後日、御社の大宜味村のモデルハウスを見学させてもらった時に初めて「H型のコートハウス」のつくりを知り、会長から良さをお聞きして気に入り、さらに自社と施主が設計の段階から一緒になって進めていくことを聞き、私のこれまでの木造住宅のイメージであった「どれも一緒、決められた造り」と思っていた概念が変わりました。
施主の要望を聞き入れながら「他にはない家づくり」とH型のコートハウスで建てたい!という思いが強くなり、私も妻も御社(ハンエイ)にお願いしたい!と決めました。
御社の場合、直接、設計士とお話ができ、こちらからの要望を伝える事ができた事は、他社とは違う良い点です。今思えば、設計士の方は大変だったと思います。(笑)

Q. これからお家づくりを考えている方へ

私からアドバイスをお伝えすると、『5年後、10年後を見据えた家づくり』ができるか、またそのような要望を一緒に取り組んでいける設計事務所と巡り会えるかどうかが、大切だと思います。

例えば、IOT(様々な「モノ」がインターネットに接続される仕組み)で家電が便利になりました。音声で光がついたり、音楽が流れたり、また遠隔操作でお家を管理もできる時代です。家電や自動車といった「モノ」をインターネットに接続する社会のデジタル化は、どんどん進化していくと実感しています。
これからの世の中の環境を見据えた家づくりは、重要だと思います。

家を建てた時に「導入すれば良かった〜」と思ったのが、駐車場で電気自動車(EV)やPHV・PHEV(プラグインハイブリッド車)が充電できる設備を取り入れることです。宿泊者の方からも問い合わせがあります。今後は、もっと普及すると考え、今、その設備の導入を検討しています。

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

【IOTに精通しているIさん、色々な場所にI O Tを導入しています。】

 

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

音声操作でブラックライト、間接照明の操作が可能(寝室)】

Iさんのご自宅兼宿泊施設は、一棟貸しの宿として一般の方へ開放しています。

詳しくはこちら↓
「Villa 星畑」
https://www.airbnb.jp/rooms/43799109

 

ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様
ダ・アールプロジェクト お客様インタビュー I様

※写真はairbnb.jpの「Villa 星畑」より

 

(完)

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Iさん、お忙しい中、お時間いただきインタビューありがとうございました。

※インタビューは、コロナ対策に努め、密集を避け、換気、消毒を行っております。また、施主様、弊社スタッフは写真撮影のため一部マスクを外しております。

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